千葉県「中小企業成長促進補助金」採択されました! ~ 初公開“㊙通る事業計画書”はこれ!

千葉県「中小企業成長促進補助金」の採択が発表されました。一次募集の今回は、応募総数455件のうち100件が採択。全体の採択率が約22%と厳しい中、エム・アイ総研の支援案件では採択率75%(平均採択率の3.4倍!)を達成しました。大きな差が生まれた理由は??

また、今年度内の第2弾実施に向けた動きが見られます。千葉県の補正で当該補助金の予算計上も確認でき、追加公募があることはほぼ確実です。そこで今回は、次回に向けて採択のコツを、大公開します!

こんな方に是非読んでほしい
  • 千葉県の“成長促進”補助金で再挑戦を狙う方
  • 採択率が伸び悩む事業者の方
  • 東京都・神奈川県など他地域の設備投資系補助も検討したい方

1. まずは制度の要点 千葉県「中小企業成長促進補助金」って何?

まずは一次公募(応募〆切・採択発表 済)の内容を見て参りましょう。

対象:県内で設備投資を行う中小企業等
補助率/上限:1/2・上限3,000万円(下限500万円)
申請方法:オンラインのみ
実績報告:令和8年2月16日まで(納品・支払い完了必須)
重要事項:事前着手不可

この補助金は、中小企業の「生産性向上」と「競争力強化」を狙いとした、実効性の高い制度です。
採択に向けては、要件を満たすだけでなく、投資の必然性と成果を明確に描くことがカギとなります。

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2. 採択に導いた書き方を徹底解説します

『都道府県等自治体の補助金は、国の補助金と違って楽勝』。過去そんなことが言われた時期もありましたが、昨今の東京都の補助金、千葉県の補助金の採択率を見ますと、今や必ずしもそうとは言えなくなってきました。

このような大変厳しい状況の中、なぜエム・アイ総研は平均採択率の3.4倍という高い採択率を確保できたのでしょうか?

1) 今回採択された事業計画事例

今回採択された事業計画書を分析し、どこにコツがあるかを、数多くの事例からひとつだけ、見ていきましょう。

今回採択された法人: 中古車の買い取り・販売、車の整備・修理業
補助事業内容   : 塗装ブース、車両リフトの導入による生産性向上と売上拡大

2) 内部・外部環境→課題→投資の必然が一気通貫

事業計画書では、まず現状を丁寧に分析し、そこから具体的な課題を抽出したうえで、投資が不可欠である理由を筋道立てて示すことが重要です。
本事例では、「地域密着」「一貫対応」といった自社の強みや弱みを具体的に描写し、さらに外部環境の変化も踏まえて投資の必然性へと結び付けています。現場でのヒアリング結果が文章の随所に反映されており、実態に根差した説得力の高い仕上がりとなっています。

3) “現状のムダ”を数値化→改善効果に橋渡し

本事例では;

『既存設備の老朽化により毎日10分=年間2,880分(10分×24営業日/月×12か月))の手入れが必要であり、さらに故障すれば最大3か月の稼働停止=XXX万円の機会損失につながる』点を明示するなど、徹底的な数値の具体化を行いました。

こうした具体的な数値を示すことで、現状の損失と投資による回避効果が明確に対比され、費用対効果の妥当性が一貫して伝わる構成になっています。

4) 目標値の着地点を明記

設備投資による受入件数の増加、売上拡大、粗利への寄与、人件費の増減までを一つひとつ積み上げ、最終的に営業利益の伸びを見込む姿を提示。これにより、投資によって得られる成果までの因果関係が一枚で明確に追える、わかりやすい構造になっています。

5) レイアウト・図解で「審査員にとっての分かり易さ」を追求

設置場所の航空写真Before/Afterの比較図を活用し、どこに何を配置し、どのように改善されるのかを直感的に示しています。文章だけでは伝わりにくい変化を画像で補完することで、計画の具体性と理解度が大きく高まる構成となっています。

3. いま注目したい“他地域”の設備投資系支援

千葉県に加え、東京都や神奈川県でも中小企業の設備投資を後押しする補助金が整備されています。

1) 東京都:躍進的な事業推進のための設備投資支援事業

中小企業の機械設備やソフトウェア導入をサポートする制度です。現在は第10回公募のスケジュールが公開されており、東京都内で新しい設備投資を検討している方は必見です。

2) 神奈川県:中小企業生産性向上促進事業費補助金

こちらは月次公募(6月・7月・8月)の形で随時募集が行われ、機械設備やIT導入、必要最小限の工事を幅広く支援。8月公募が最終公募回となりましたが、毎年公募されている補助金であり、来年の公募も期待されます。

事業の目的や実施時期に合わせて、国の補助金と横並びで比較検討するのがオススメです。なお、同様の制度は他の都道府県にもあります。自社に最適な制度の組み合わせ選定は、ぜひご相談ください。

4. まとめ

千葉県の補助金は採択率22%と難関でしたが、エム・アイ総研支援案件では平均採択率の3.4倍を達成。また、全体の支援事案では、採択率90%以上をキープしています。
現場課題を丁寧に整理し、成果までの道筋を見える化した“通る計画書”こそが、その秘訣です。
「次は自社も挑戦したい」と思った方は、ぜひ一度ご相談ください。無料オンライン相談で、御社に合った戦い方を一緒に描きましょう。

エム・アイ総研の補助金支援サービス

中⼩企業の事業者様の資⾦調達⼿段の1つである補助⾦・助成⾦について、情報提供から 申請⽀援、採択後のご支援まで、事業者様のご希望をお伺いしながらサービス提供いたします。

補助金・助成金活用をご検討の際は是非ともお気軽にお声がけください。