補助金採択、おめでとうございます!
しかし採択はゴールではなく“スタート”です。ここから「も」重要です!今回は、交付決定通知までに絶対注意する3点をお伝えします。
1. 交付決定通知までに絶対注意する3点
1) 交付決定通知が来るまで、事業に着手しない
「見積取りはOKで、発注・契約・支払・納品・据付・稼働はNG」が基本線。
これは、多くの補助金で原則同じ考え方です。例外的に、過去の事業再構築補助金で「事前着手」が認められた場合もありました。しかしながら、それは当時コロナ禍という特殊な状況下のみで認められた特例措置です。
交付決定日“以降”の支出・履行でなければ、補助金の対象外になると覚えておきましょう。
但し、見積書を取って概算金額を確認するなどして、計画を検討したり、誰かに相談したり、市場調査をするなどは、交付決定通知前、或いは、公募開始前であってもOKです。


2) 差し戻し(修正依頼)の回答期限を厳守
交付申請、実績報告書などは、申請した後、なんらかの不備があり、差し戻しとして事務局からメール等で連絡が来る場合がほとんどです。
このメールを絶対に見落としてはいけません。そして必ず回答期限を厳守しましょう。
最悪の場合、期限超過=辞退扱いとなってしまう可能性も否定できません。しっかりスケジュール管理をし、事務局とのスムーズなコミュニケーションを心掛けましょう。
3) しっかりスケジュール管理しましょう
交付決定が下りてから、いよいよ補助事業を開始できます。
でもここで注意!補助事業には、完了期限と、実績報告書提出期限があります。
この期限を過ぎてしまうと、原則、補助金を入手することはできません。
【タイムライン】
交付決定日 ──┬────── 実施期間 ──────┬─ 完了期限 ─┬─ 実績報告書提出期限 ─┬─
│(発注/契約/納品/据付/検収/支払) │
(要確認)納期確定・工事計画・検収立会・銀行振込
完了期限と、実績報告書提出期限をしっかりと把握し、期限に基づいて計画的に動きましょう。
2. まとめ
補助金の採択はゴールではなく“ここからが本当の始まり”です。
交付決定通知が出る前は、見積取得などの準備は可能ですが、発注・契約・支払などは一切NG。さらに、差し戻し対応は期限厳守が絶対条件です。交付決定から実施・完了・実績報告までのタイムラインを逆算し、計画的に進め、補助金を確実に受け取りましょう。
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採択後でお悩みの際は是非ともお気軽にお声がけください。