【2025年版】神奈川県「中小企業生産性向上促進 事業費補助金」とは? ~制度の概要と活用のポイント~

神奈川県で今すぐ申請できる補助金のお知らせです!
神奈川県では、「令和7年度 中小企業生産性向上促進事業費補助金(以下、神奈川県生産性向上補助金)」の公募が始まっています。

この記事では、この補助金制度の概要や対象、補助率、対象経費など、申請前に知っておきたい重要ポイントをわかりやすく解説します。

こんな方に是非読んでほしい
  • 人手不足や物価高騰といった経営課題に日々向き合っておられる、神奈川県の中小企業の経営者の皆さま
  • 神奈川県で今すぐ申請できる補助金をお探しの方

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相談員は全員、中小企業診断士!
「補助金の申請をしたいがどうすればよいかわからない。」「事業計画書はどう書けば。。。?」等など、お気軽に【お問い合わせ】からご連絡ください。

1) この補助金の目的とは?

神奈川県生産性向上補助金は、「中小企業が設備投資などを通じて“稼ぐ力”を高め、賃上げによる成長と分配の好循環を目指す」ことを目的としています。

つまり、単なる設備購入ではなく、業務プロセスの改善や人手不足の解消など「生産性向上」がキーワードです。

2) 補助の概要

神奈川県生産性向上補助金の概要は以下の通りです。

項目内容
対象者神奈川県内の中小企業、小規模事業者、一定条件を満たす特定非営利活動法人・社会福祉法人
補助上限額最大500万円(補助対象経費により異なる)
補助率中小企業:1/2以内、小規模事業者:2/3以内
補助対象経費機械装置等費、ITサービス導入費、施設工事費(条件あり)
申請期間2025年6月、7月、8月の各月(1回のみ申請可)
事業実施期間交付決定日〜令和8年1月31日(土)

申請期間の詳細は下記です。原則、電子申請です。
6月公募 令和7年5月1日(木)9時~ 令和7年6月 30 日(月) 17 時
7月公募 令和7年7月1日(火)9時~ 令和7年7月 31 日(木) 17 時
8月公募 令和7年8月1日(金)9時~ 令和7年8月 29 日(金) 17 時

3) 対象となる経費は?
① 機械装置等費
  • NC工作機械、検査装置、業務用調理器、自動精算機、ロボットなど
  • 据え付けに関わる費用や改良も対象になる場合あり
② ITサービス導入費
  • 会計・在庫・顧客管理ソフト、ECサイト作成費、RPAなど
  • クラウドサービスの月額利用料(令和8年1月31日までの分)が対象
  • ※ホームページ制作費やOfficeソフト等の汎用ソフトは対象外
③ 施設工事費
  • 機械装置等を設置するために必要な最低限の改修工事
  • ③のみの申請は不可

引用:神奈川県「中小企業生産性向上促進 事業費補助金」ちらし

『この経費は当てはまる?』お迷いの場合は、ぜひお問い合わせからご連絡ください。

4) 採択されるにはココが見られる!
① 形式チェック(=要件審査)

これは「そもそも申請対象としてOKか?」を確認するステップ。ここでつまずくと即不採択です。

✔ 申請者の資格はあるか?
中小企業やNPO法人など、補助金の対象になっている法人かどうかを確認されます。

✔ 補助金の要件を満たしているか?
「給与支給総額を増加させるか」「県税の未納がないか」など、要件を満たしている必要があります。

✔ 申請書に不備や漏れはないか?
書類の記載漏れや、必要な書類の添付忘れはNG。1つでも不備があると不採択の可能性が高まります。

✔ 見積書は妥当か?
価格が相場と合っているか、補助対象外の費用が混ざっていないかをしっかりチェックされます。

整った書類とルールの理解が最初の関門です。

② 中身のチェック(=事業有効性審査)

✔ 計画の妥当性はあるか?
計画が公募要領に沿っており、内容が具体的で審査に必要な情報が過不足なく記載されていることが求められます。
社会通念に照らして公的資金の使途として不適切でないかどうかも判断基準となります。
また、自社の強み・弱みを正しく把握し、それに基づいた戦略的な内容であることが重要です。

✔ 実現可能性・収益性はあるか?
事業計画が現実的であり、3年間で付加価値額が4.5%以上増加する見込みがあるかが問われます。
その成果が給与にも反映され、事業として継続・発展できる収益性があるかを評価されます。

✔ お金の流れが無理なく計画されているか?
財務状況に対して背伸びしていない、実現可能な資金計画になっているかを見られます。

採択されるためには、「形式面の正確さ」と「中身の現実性・説得力」の両方が問われます。

5) まとめ:補助金で賢く設備投資を

神奈川県生産性向上補助金は、中小企業の未来への投資を後押しする強力な支援策です。
事業の成長を目指す方、DX化や省力化を検討している方は、ぜひこの機会に申請を検討してみてください。


※本記事は、令和7年度 神奈川県「中小企業生産性向上促進 事業費補助金」公募要領を参考に作成しています。

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