株式会社ユーシン様 

事業再構築補助金
段ボール製造から展示ブース設営・広告パネル製造へ
「段ボールに不可能はない」をモットーに、補助金活用で新分野展開を実現

株式会社ユーシン様は、山梨県都留市に本社を置く段ボール箱製造の老舗企業です。
1978年の創業以来、「お客様の大切な想いを無事に届ける段ボールを作る」という理念のもと、半世紀にわたり地域と共に歩んできました。

大手企業から個人事業主まで600社を超える取引先を持ち、高い加工技術と対応力で信頼を築いてきた同社。

しかし、コロナ禍の影響を受け、出荷量がピーク時の5分の1以下に減少。物価高騰で原材料の値上げも重なり、経営は大きな転換点を迎えました。
そんな中で同社が決断したのが、「段ボール製造の技術を活かして、展示ブース・広告パネルなど空間演出の分野に挑戦する」という大胆な新分野展開でした。

展示会が求めていたのは“軽くて環境にやさしい”設営資材

既存の展示ブースや販促物は木材や鉄材で作られるのが一般的です。
そのため重量があり、運搬・設営・撤去には大きな労力とコストがかかっていました。
また、ウッドショック(木材の急激な需要拡大)による材料高騰も進み、イベント会社や出展企業からも「もっと軽量でエコな素材がないか」という声が上がっていました。

こうしたニーズに対し、ユーシン様はこれまで培った段ボール加工技術を活かし、展示ブースの背面パネル・社名ボード・販促什器などを段ボールで製造するという新事業を企画。
軽量でリサイクル可能な段ボールを活用することで、運搬や設営のコスト削減と環境負荷の低減を両立しました。

「段ボールは“箱にするだけの素材”ではなく、空間そのものを演出する素材になりうる」
——この新発想が、ユーシン様の挑戦のキーポイントでした。

補助金活用で実現した設備投資と人材育成

この挑戦を支えたのが、事業再構築補助金(第10回)です。

補助金を活用し、同社は最新のカメラ搭載型カッティングマシン「AS2616F」を導入。従来は難しかった曲線カットや立体的な形状にも対応でき、大型の広告パネルやデザイン性の高い什器など、多様な制作が可能になりました。

さらに、デザイン会社出身の社員を中心に新たな制作チームを編成。
展示ブースのデザイン提案から設営までを一貫して対応できる体制を構築し、空間づくりのプロとしての幅を大きく広げられました。

インタビュアー 『補助金採択の羅針盤』大沼
インタビュイー 『株式会社ユーシン』萩原社長

株式会社ユーシン 荻原 照仁 代表取締役

大沼

今回、弊社にご相談いただいたきっかけを教えてください。

萩原社長

弊社はこれまで半世紀にわたり段ボール箱製造を行ってきましたが、コロナ禍で業績が厳しくなり、次の柱をつくる必要がありました。
そんな時、取引銀行から補助金を活用して新事業に挑戦してみては?との助言を受けました。
段ボールの強みを生かせる事業を検討していたところ、展示会での設営資材を段ボール化するという構想が浮かびました。

「段ボールに不可能はない」という創業時からの想いを、今度は“空間づくり”の分野で形にしたいと思いました。
申請には専門的な知見が必要だと感じ、経営者会の仲間であり、周囲から多くの良い評判を耳にしていた、補助金の専門家である、エム・アイ総研さんにご相談しました。

大沼

補助金申請の準備では、どのような支援を受けましたか?

萩原社長

補助金の申請には不慣れということもあり、最初は何から手をつけてよいか分かりませんでした。
弊社の現状や強み、想定しているお客様像を丁寧にヒアリングしていただき、
“段ボール箱製造”から“展示ブース製造”への転換が、事業再構築補助金の「新分野展開」に該当することを明確に整理してもらいました。

計画書では、課題、解決策、根拠、実行計画・・・、という流れを軸に、段ボール製の販促物がもたらすコスト削減効果、環境貢献、地域活性化まで一貫したストーリーを一緒に考えてくださいました。
その結果、短期間でも説得力のある申請書に仕上がり、無事に採択を獲得することができました。

大沼

採択後の進捗はいかがですか?

萩原社長

補助金で導入したカッティングマシンは、「まるで職人がもう一人増えたようだ」と社員の評判も良く、従来では難しかった曲線カットや立体構造も可能になり、展示パネル、陳列棚、看板など、さまざまな試作品を次々に開発しています。

また、VR技術を活用した「仮想展示ブース」の提案も始めました。
実際のブースを360度再現し、顧客がデザインやレイアウトを仮想空間で確認できる仕組みです。
段ボール製のブースをVRで見せるというのは、非常にユニークで好評をいただいています。

補助金で導入したカッティングマシン

エム・アイ総研株式会社の看板も新しいマシンで作って頂きました!

大沼

社内や地域の反応はいかがでしょうか?

萩原社長

社員のモチベーションは大きく上がりましたね。
「展示会の空間が自分たちの段ボールで作られている」ということに、誇りを感じているようです。

今後は地元発の新しいカルチャーとして、“段ボールの価値”を広げていくのが、次の目標です。

大沼

これから補助金に挑戦する方へ一言お願いします。

萩原社長

補助金は“採択がゴール”ではなく、“事業を伸ばすための出発点”です。
採択後には、交付申請、実績報告、年次報告などの手続きがあり、想像以上に細かい対応が求められます。
弊社も最初は不安でしたが、エム・アイ総研さんのサポートでスムーズに進めることができました。

「自社の強みを再確認し、それを未来の事業にどう結びつけるか」
その答えを一緒に考えてくれるパートナーの存在が、補助金活用の成功の鍵だと思います。

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