「中小企業成長加速化補助金*」をご存じでしょうか?
本補助金は建物の新設や増改築などにも活用できる、補助上限5億円という大型補助金として注目を集めています。
一方で、本補助金の申請には「100億宣言」が必要となるため、「そもそも100億宣言とは何か」「どのように対応すればいいのか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は100億宣言の概要や対象企業、申請時のポイントについて分かりやすく解説します。
*中小企業成長加速化補助金はこちらの記事をご覧ください。
1. そもそも「100億宣言」とは?
100億宣言とは、中小企業庁と独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する制度で、中小企業が「売上高100億円」という挑戦的な目標を自ら掲げて、その実現に向けた取組を宣言するものです。
宣言した内容はポータルサイト上に公表され、取組が「見える化」されることで、成長に向けた機運の醸成を図ることを目的としています。
また、宣言には以下の5つの内容を盛り込む必要があります。
①企業概要(売上高・従業員数など)
②売上高100億円実現の目標と課題
③売上高100億円実現に向けた具体的措置(生産体制増強・海外展開・M&Aなど)
④実施体制
⑤経営者のコミットメント(経営者自らのメッセージ)
これらを記載することで、100億円を実現するための企業の強いコミットメントと具体的な実現可能性を示すことが求められています。
2. 100億宣言はどのような企業が申請できる?
100億宣言を申請できるのは、売上高10億円以上100億円未満の中小企業です。
また、企業グループとして申請する場合は、グループ全体の売上高の合計が10億円以上100億円未満である必要があります。グループとして申請する場合は子会社・孫会社の全てを宣言に含める必要があります。一部の子会社・孫会社だけを抜き出して申請することはできない点に注意が必要です。
なお、グループとして申請する場合は親会社が代表して宣言を行います。子会社や孫会社が親会社を含むグループを代表して宣言することはできません。
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3. なぜ100億宣言は早めの準備が必要なのか?
100億宣言の申請には補助金申請システム「jGrants」を使用します。このjGrantsを利用するためには、事前にGビズIDの取得が必要です。
GビズIDの取得には2週間程度かかる場合があるため、申請を検討している方は余裕を持って準備を進めることが重要です。
中小企業成長加速化補助金の申請を検討されている方は、まずGビズIDの取得から早めに動き出すことをおすすめします。
4. 「100億宣言」の申請の流れと必要書類
申請はjGrantsを通じて行いますが、提出先は100億企業成長ポータルです。
申請の際には以下の5点の書類を揃える必要があります。
①100億宣言(様式1)
②100億宣言申請書(様式2)
③決算書等(前々期決算期分)
④決算書等(前期決算期分)
⑤決算書等(最新決算期分)
決算書は3期分を用意する必要があり、書類収集にも一定の時間が掛かります。また、提出書類にはファイル形式や命名規則などが定められており、これに従っていない場合は審査できない可能性があるため注意が必要です。
5. まとめ|補助金申請を見据えて早めの準備を
今回は中小企業成長加速化補助金の申請に必要な100億宣言について解説しました。
100億宣言は単なる書類提出ではなく、売上高100億円という目標に向けた企業の強いコミットメントを示すものです。そのため、企業概要から経営者メッセージ、具体的な成長戦略まで、内容を丁寧に作り込む必要があります。
また、申請に当たってはGビズIDの取得に2週間程度かかることに加えて、決算書3期分の準備やファイルの命名規則への対応など、意外と手間のかかる作業も多々あります。補助上限5億円という大型補助金を確実に活用するためにも、思い立ったら早めに準備に着手することが成功への近道です。
100億宣言への取組は、補助金申請のためだけではなく、自社の成長戦略を改めて見つめ直す良い機会にもなります。ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか?
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